知ってる人の方が少ないだろうが、アプリ「仮面ライダーBJ(ブレイクジョーカー)」というゲームが3/31にサービス終了になります。
私はほとんど課金しなかったし、最近は全くやってなかったので正直「まだやってたのか」というくらいでした。
ルールは基本的にはカードゲームのブラックジャックです。
で、カード毎に必殺技があったり、カードのマークで4すくみになっている感じです。
ちょっと前にはFFVIIのゲームもサービス終了になったり、最近ではパズドラも人気に陰りが出ているということで、課金ゲーは今年が分水嶺になるかもしれないですね。
仮面ライダーBJの敗因はまぁ色々とあるのでしょうが、いくつか考えてみました。
1. ゲームに広がりを持たせにくい
題材が「仮面ライダー」なので、自然出てくるのは「仮面ライダー」か「怪人」のどちらかだけです。
世界観が壊れるのでコラボとかもしづらいです。ですので、自然広がりがなくなります。
あと、カード自体は変身前の写真がなかったりするので(まぁ肖像権とか色々問題がありそうだが)女性にはウケが悪いかと...。
実際の映像から画像を取ってきたのでしょうが、画質が荒いのも印象がよくないです。新たに撮りおろすなり何なりあるのでは。
変身するとか必殺技のときにアニメーションなどのエフェクトがあると面白いですよね。
そういう意味では食い付く要素が少ないです。個人的にはSE(効果音)でオリジナルのものを使用していたのでちょっとだけグッと来ましたが。
2. 課金しないと進めないゲームは衰退する
これは結構思ったことです。確かにある程度は課金しなくても勝っていけるのですが、課金する/しないの大きな壁がありました。
例えばモンストのように、「課金をしてなくてもドロップモンスターを成長させることや無料のオーブを集めてガチャを引くことで強敵にも勝てる」くらいのバランスを与えないとユーザーは萎えます。とは言え、無料だけでサクサク進められてしまうと事業として成り立たないので、絶妙なバランスになりますね。
仮面ライダーBJもドロップする平成ライダーを順番に強くしていくと★6になったりするのですが、★6にするまでのアイテムが出なさすぎて(またはイベントで出るのだが恐ろしくドロップ率が悪かったりその割に必要数が「取れるか!」と言いたくなるほど多かったりして)「何だこりゃ」と思ったりします。
基本的には「課金しなくてもゆっくりだが強くしていけば強敵にも勝てる。課金することでそのスピードを早めることができる」という方向でないと支持されない気がします。パズドラやモンスト、それ以降に続くゲームはその辺りを押さえているのかと。
3. 変化がないゲームは飽きる
...これは多分、ゲームの根本に関わる話ですが。
今回題材がブラックジャックでした。21にいかに近づけるか?というゲーム。
確かに必殺技やディーラースキルなんかで変化は出していますが、ゲーム自体21に近づけるだけなので最終的には飽きます。
イベントが少ないというのもありますね。「やろう」という気にさせるものが少ないと皆やらないのでは。
4. プロモーションは適切に
プロモーションがほとんどなかったのもあります。誰も知らないですものねぇ。
仮面ライダーBJに関する攻略Wikiもなかった(公式の攻略サイトはあったが、攻略になってなかったりする)のも人気が出なかった理由ではないかと。
やり方は色々ありますが、AppBankに頼む、YouTubeに公式チャンネルを作る、新イベントの際はニコ生をする等が最近のゲームでやられていることでしょうか。
以上、他にも細かいところを挙げればキリがないですが、書いてて「終わって当然...orz」と思ってしまいました。
上記の反省を踏まえてか、ストームヒーローは若干やる気があります。これがどれだけ浸透するか。
相変わらずプロモーションが薄い気がしますが...。